フレッツADSL開通の軌跡

本当に長かったです....

2001年2月1日

 NTTのフレッツADSLの公式サイトがこの日更新されて、私が住んでいる地域(東京都小平市)が"3月下旬移行順次サービス開始予定"の地域として追加され、"仮"ではありますが、申し込みをWeb上から行うことが出来るようになりました。

 もちろんすぐにWeb上から申し込みました。"仮申し込み"ですから、サービス開始の準備が整い次第順次連絡する、というような記述になっていたと思います。

 

2001年3月中旬

 Webは相変わらず更新されませんが、不穏な噂を耳にします。それは、"ADSLの契約数の増加のペースが予想以上で、ADSLモデムチップの供給が追いつかず、4月下旬くらいまではフレッツADSLの開通が出来ない"という噂でした。

 その噂を裏付けるかのように、自分の電話番号で申し込みを行おうとすると、

 "フレッツ・ADSLにつきましては大変ご好評につき、接続時に必要となる物品が不足しております。
  現在、物品を早急にご準備できるよう努めておりますが、サービスのご利用開始はおおむね4月下旬以降となる見込みです。あらかじめご了承下さい。"

 と表示されるようになってしまいました。それまでは"準備が整い次第連絡する"と表示されていたのですが....

 

2001年3月下旬

 上記のような状況はありましたが、小平市と同じ"3月下旬移行順次サービス開始予定"とされている地域に住んでいる方で、既に開通したという話を聞きました。どうも上記の物品についての告知が出る前に申し込みを完了している人に対しては、特別に調達が出来たようです。

 これを聞いて、自分のステータスはどうなっているのかを116に電話で確認することにしました。116の営業時間は自宅にはいないのですが、116は自分の電話番号を伝えればその電話番号を管轄している116に転送してくれます。私は新宿の職場から電話をして、所轄の116に転送してもらいましたが、話中でつながらなかったので、直通のフリーダイヤルを教えてもらって、こちらにかけるように案内されました。

 以降、何十回とその番号にかけましたが、常に話中で全然つながらなかったので、半ばあきらめかけていました。

 

2001年3月28日

 この日も教えてもらった直通フリーダイヤルに連絡を試みますが、相変わらず通じませでした。でも、自宅に帰ってきたら留守番電話にNTTの116からのメッセージが残されていました。内容は、担当者名と(おそらくその方への直通と思われる)フリーダイヤルの番号でした。ちなみに今回留守番電話に入っていた番号と、以前教えて頂いた番号とは違う番号でした^^;

 

2001年3月29日

本日11時頃に、留守番電話に入っていたフリーダイヤルに連絡しました。こちらの回線の番号・契約者名・住所を伝えて本人確認をしたあと、先方で調査することがあるからということで一度電話を切りました。おそらく卓上調査(最寄交換局~私の家の間に光化された回線がないかどうかの確認)をしていたのでしょう。

約1時間後に電話が入り、OKとのこと。以下のことを質問されました。
 ・現在利用しているPCのOS
 ・工事を自分で行うかどうか(自分でスプリッタとADSLモデムの設置を行うか)。
 ・(最短の開通日を伝えてもらった上で)開通日をいつにするのか。
 ・電話重畳型で間違いないか。
 ・利用するプロバイダはどこか。
 ・ADSLモデムはレンタルで良いか。
 ・今回の変更にかかわる料金の徴収を、電話代の引き落としと同じ方法で行っていいか。

また、以下のことを通知されました。
 ・ISDN->アナログの変更なので、回線が安くなる。
 ・フレッツISDN->フレッツADSLなので、サービス料は高くなる。
 ・自分でプロバイダにフレッツADSLの利用申請を行う必要がある。
 ・フレッツISDN->フレッツADSLの変更で、プロバイダの利用料金が変更になる可能性がある。
 ・ADSLモデムとスプリッタは4月6日に届く(時間指定が出来るということだったので、午前を希望)。
 ・設定マニュアルなどのドキュメント類は、 別途届く。

一通り終わった後、最後にこちらから質問することはないかということだったので、
 ・元々ISDNの回線であったが、同番移行は出来るのか。
 ・ADSLモデムチップの供給状況は大丈夫なのか。
 ・NTT局内工事を行う際に、連絡をもらうことが出来るか。

と質問したところ、
 ・同番移行は出来る(お国の勧告のおかげでしょうか?)
 ・申し込みが2月1日だったので、特別に確保した。
 ・局内で工事を始める前に連絡するようにする。

という回答を頂きました。

 ちなみに、現在利用しているPCのOSの質問をされた時に、PPPoEの話だと思ったので、MN128-SOHO Slot-inをブロードバンドルーターとして利用するから、PPPoEソフトの対応OSは気にしなくていい、と言ったら相手の方は絶句していました。もちろん個人差はあるのでしょうが、私が言ったことは担当者の方には理解していただけなかったようです....

 

2001年4月4日

 4月3日に起こったことではありませんが、書き忘れたことを思い出したので書いておくことにしました。

 NTTから質問されたことをもうひとつ思い出しました。それは、"ガスの自動監視など、電話線を利用するサービスを利用していないか"ということでした。何でこんなことを思い出したかといえば、先ほどあった静岡県での地震で、ガスの自動監視装置が働いてガスの供給が止まった家がある、というニュースを聞いたからです。

 また、MN128-SOHO Slot-inの開発元のBUGのページに行ったら、フレッツADSL対応のBIOSのリリースが、延期になっていました。これを当てにしていたので少々困ったな、と思ったのですが、FTPサーバーを探したら公開停止されたVer. 1.50のBIOSを発見したので、とりあえず落としておきました。 MN128 SOHO Mailinglistで動いているとの報告もあるので、とりあえず試してみようと思っています。

 

2001年4月5日

 TDLのLAK-CD031を買ってきました。LAK-CD031は現在唯一MN128 SOHO Slot-in(Firmware Version 1.50以降)のPCMCIAスロットに対応しているLANカードで、Slot-inをブロードバンドルーターとして利用する場合には現時点では必須になります(将来的に他のLANカードに対応するかもしれませんが)。

 購入のため新宿で何店かを見て回りましたが、どこにもありましたので、しばらくは手に入らないということになる恐れはなさそうです。値段は大体2,980円だったのでどこで買っても良かったのですが、サクラヤのポイントが残っていたので、サクラヤで購入しました。2000ポイント程度を使って実質900円くらいで購入できました。

 

2001年4月6日

 会社で仕事をしているときに、MN128-SOHO Mailinglistで、Firmware Ver. 1.51がFTPサーバーに登録されたとの情報が流れたので、早速入手しておきました。家に帰ってからでも大丈夫だと思ってはいましたが、いかんせん正式公開されたわけでなく、いつ消えるかもわからないので、確保しておきました。

 元々3月20日公開予定であったにもかかわらず、バグのため公開延期になっていたVer. 1.50もFTPサーバーに登録されており、既に入手してはいたのですが、当然ながらバグがあるのでちょっといやだな、と思っていただけに朗報でした。しかし、正式公開前の段階でMailinglistに流してしまうとは、BUGおそるべし^^;

 自宅に帰ってみたら、ペリカン便で"重要書類"と掛かれた封筒とスプリッタ、そしてADSLモデムが入っていました。"重要書類"の封筒は別途届くと聞いていたような気がするのですが、ちゃんと届いているので細かいことは気にしないことにします。

 ADSLモデムですが、サイズはちょうど"パソコン批評"もしくは"PC自作派"4冊分の大きさです(外見については関連URLを参照して下さい)。他に適切な表現がなかったのでその雑誌を知らない人には申し訳ございませんm(__)m。基本的には縦置きは考慮されていないようですが、あまり丸みがない形なので実際に縦置きで設置することは可能だと思います。私もおそらく縦置きで設置することになると思います。ちなみに背面にちゃんとリバーススイッチが用意されているので、ADSLモデムからハブに繋ぐ場合でもクロスケーブルは不要です。

 スプリッタは非常に小さいです。Zippoのライターをちょっと厚くした程度の大きさでしょうか。"スプリッタ"という名前からちゃんとした機器を想像していましたが、なんてことはない、一本のアナログの線を2本に分配しているだけのものでした。とはいってもそこは専用機器。汎用の分配器とは異なり分配された2本の内の片方が"ADSL"と明記されています。

 "重要書類"の中で本当に重要なのは、"フレッツ接続ツール"というCD-ROMと、"フレッツADSLプロバイダドメイン名一覧"というA4の一枚紙だけです。前者はPCから直接ADSLモデムを叩いて接続する場合には必須ですし、後者は接続する際に必要なユーザーIDについての情報が書かれています。ちなみに接続ツールの正体はPPPoEクライアントソフトで、Windows, Mac, Linux用のソフトが収められています。

 

2001年4月8日

 導入の準備として、MN128 SOHO Slot-inのFirmwareのバージョンを、ブロードバンド対応のVer. 1.51に更新しました。更新自体は至って簡単で、BUGが配布しているツールの"MNMaster Slotin"を利用して行いました。アップデートするFirmwareを選択した後に、"GetPortDeviceNTのRegOpenKeyEx()でエラーが発生しました。エラー番号:2"とか出ますが、気にせずやったら成功しました^^

 更新後、あらかじめテキストファイルに書き出しておいたVer. 1.40の時に利用していた設定をそのまま適用したら、本当にそのまま利用することが出来ました。ですから、とりあえずフレッツISDNを利用してのサーバー公開のサービス停止時間は中断時間1分程度で済みました。もちろん明日ADSLへの移行に際してはしばらく公開停止の状態が生まれるでしょうが....

 

2001年4月9日

 午前9時半頃、NTTから電話が入り、"これから工事を行う"とのこと。工事の所要時間は30分程度といわれました。思ったよりも早く連絡がきて少々びっくりしながらも、フレッツISDNが利用できる内に急いでIIJ4UのフレッツADSLオプションを有効にして、機器を繋ぎ変えました。具体的には、壁にあるモジュラーからMN128 SOHO Slot-inに接続されている線を外してスプリッタに繋ぎかえ、"TEL"の差込口に電話を、"ADSL"の差込口にADSLモデムを繋ぎ、更にADSLモデムとSlot-inのカードスロットに差したTDKのLANカードとを10Baseのストレートケーブルで接続しました。

 午前10時頃、本当30分で工事が終わったようで工事終了の電話が入りました。しかし、すぐに問題が発生しました。なんと電話が着信が出来ても発信が出来ないのです!色々試しましたがどうしようもなく、近くの公衆電話に走り116に連絡を入れました(携帯電話やPHSでは116やフリーダイヤルには掛からないのです)。116にかけたら113に連絡するように言われ、113に連絡したら調べるので自宅に戻って待機して下さい、と言われたので自宅に戻り待機。しばしの後に件の電話に連絡が入りました。"そのまま'123'と押して下さい"と言われたので押したら、"うーん、どうもプッシュのようだねえ"との返答。結局の所、"ISDNをアナログ回線に戻した時に、回線種別がダイヤル回線になってしまった"と言うのが事の真相だったようです。

 書き忘れていましたが、確かに"回線種別がアナログに変更になりますが、プッシュ回線にしますか?ダイヤル回線にしますか?"と聞かれたのは覚えています。しかし、私は確かに"プッシュ回線でお願いします"と言った筈です。今更ダイヤル回線を利用する理由は全くありませんし、トーン信号を出せないと色々と不都合が生じる場合もあります(番号の押下によるガイダンスの利用など)。NTTによると元々私がダイヤル回線でお願いしたと言うオーダーが出ていたのか、それとも工事担当者のミスだったのかは分からないと言うことでしたが、とにかく納得がいきません。そうは言ってもとにかくダイヤル回線になっているのですから、仕方なく再度116に連絡して至急プッシュ回線にしてもらうようにお願いしました。ええ、もちろん最寄の公衆電話からです^^;

 なにはともあれ、フレッツADSLは開通し、パソコンからも無事利用できるようになりました。実はある程度稼動するように持っていくまでに、PPPoEの設定で悩んだり、MN128 SOHO Slot-inの設定が全部飛んだり、原因不明でLinuxのLANカードが落ちたりしましたし、加えて今でもいくつもの問題がありましたが、今となってはいい思い出です(^^)。

 

関連URL

 フレッツ公式ページ

ADSLモデム/スプリッタ
Slot-in Broadband対応について
TDK LAK-CD031
MN128-SOHO Slot-in
MN128-SOHO Mailinglist